上海10

 皆既まであと30分というところでポツポツと雨が降り始めた。空を見上げると、どの方向もベタ曇りだ。

 チリのアタカマ砂漠で観たときには雲を避けるため、急遽、標高4500メートルの峠まで登ったこともあったが、残念ながら今回はそうもいかない。

 日食より動物モードの息子はすでにチーターとかゴリラを観て大変満足している。羨ましい。。

 パンダ舎で雨宿りしていると、日本からやってきた熱心なおじさん二人組に会った。「もうそろそろですね・・」。皆既のタイムスケジュールをめくり、恨めしそうにつぶやいている。奄美や悪石島などを下見した上で、あえて上海を選んでやってきたそうだ。

 そうこうするうちにあたりがすっと暗くなった。ここからは速い。屋内に入ってしまったパンダは相変わらず笹を食っているだけなので、となりのライオン舎に移動。どんどん暗くなる。外灯がないので、歩くのがつらくなって来た。すれ違う人の顔もわからない。

 皆既。

 ライオンはうろうろしているだけで、吠えたりはしていない(写真右)。闇の中でも蝉は鳴いていた。

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