夢の踊り場

 六本木で仕事しているときに見かけた。何故か裸足。声をかけるとわずかに頷くので意識を失ってはいない。情報かバラエティ番組のADと思われる。

 過酷な労働が当たり前の制作プロダクションではさして珍しくない光景かもしれないが、さすがにテレビ局内では今まで見たことはない。

 人通りのある階段の踊り場は仮眠にふさわしい場所とは思えない。たまたまここで昏倒してしまったのか、それとも他に逃げ場がなかったのか。彼女もきっと華やかな職場に自分なりの夢と誇り持って仕事をしているのだろう。

 一瞥して通り過ぎてゆく人々が、妙に悲しく見えた。

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