夜明けの幸運

 今年の初めに出した星空企画が紆余曲折を経て、別な番組で一応形になることになり、まずは9月の新月に合わせて星空のタイムラプスを撮るためにテカポにやってきた。

 タイムラプス撮影というのは普通1秒間に24コマから30コマで撮影するところを、1秒1コマとか10秒に1コマという間隔で撮影することで、数十分、数時間の動きを数十秒で見せる手法。長時間露光が必要な星空撮影ではなかなか難しかったのだけれど、デジタルカメラの性能が向上したおかげで、ぐっとハードルが低くなった。

 自分もタイムラプス初心者なのだけれど、数回の試行錯誤でそこそこ見栄えのするものが撮れてちょっとびっくり。もちろん放送クオリティの素材にするには相応の難しさがあるのだが、一昔前なら数百万の機材が必要だったことを考えると、改めて技術革新の速さに驚かされる。

 とはいえ、どんなにいい道具が揃っていても、天気が良くなければ星空は撮れないし、ときにはよほどの幸運がなければ、撮れないカットもある。

 そのひとつがオーロラ。

 9月27日、午前4時過ぎから夜が明けるまでの約2時間。唖然としながらタイムラプスで撮りました。ゆれ動くオーロラはBS JAPANで。11月26日放送予定。

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W杯観戦の合間で

 温泉。せっかく北島に行くのだからと、一、二もなく決定。温泉といえばロトルアでしょ。

 最もポピュラーなのはポリネシアン・スパだけど、我々が向かうのはテルメ・リゾート。完全、日本式の岩風呂が楽しめる貴重な温泉宿だ。でも、宿自体はその名前から想像するような瀟洒なホテルでも旅館でもなく、田舎の街によくあるタイプの古〜いモーテル。たぶん温泉がなかったらここを選ぶ事はないだろう。それだけここのお湯は素晴らしい。

 家族で利用するのは初めてだが、自分は3回目。でも、今回はひとつ気がかりなことがあった。今年の初めにオーナーが変わり、日本人から中国人になったというのだ。果たして、そのまま日本式は維持されているのか?それとも桃源郷のような中華式(実在するかどうかは不明)になっているのか?不安をかかえつつリゾートに到着。宿の見かけはほぼそのまま。部屋はカーペットが張り替えられ、テレビも液晶になって、以前よりは快適になっていた。

 お風呂はとういうと、こっちも掃除が行き届いていて、日本人が経営していた時よりも気持ちがいいくらい。しかも、ちゃんと日本式。オークランドからやってきたという中国人オーナーも良い人たちで、全く問題なかった。ひとつ不運だったのは、嵐の後で雨水が混じってしまい湯温が低めだったこと。こればかりはどうなるものでもないけれど、普段は41度くらいの日本人好みの湯温が保たれているだけに残念だった。

 ここの温泉の注意書きには「水着は着用しないでください」としっかり書いてある。逆は沢山あるが、水着禁止を掲げる温泉はNZでここだけじゃないだろうか。

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カレカレ

 世界中から観光客がやってくるW杯期間中の宿。特に試合の前後はとんでもない値段になっているので、試合当日の宿だけはかなり前に予約を入れていた。最初の試合がノースハーバーなのでノースショアを考えていたけれど、それもつまらないので、普段はなかなか行くことがないウェストコースト側に泊まってみる事にした。

 それがカレカレ。ネイティブの森の中に隠れるように家が点在している小さな集落で、映画「ピアノ」のロケ地として知られている。我々にとっては「クシュラの奇跡」の舞台となった場所といった方がなじみ深く、著者のドロシー・バトラーさんが住んでいるところだ。

 残念ながら天気は良くなかったのだけど、宿はとても快適で、つかの間の晴れ間に入った露天スパは最高。おすすめです。

 宿のウェブサイトはこちら

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W杯日本ーフランス戦

 W杯の日本ーフランス戦を観るためにオークランドへやってきた。空港でレンタカーをピックアップしてノースハーバースタジアムへ直行。車が止められるかどうか不安だったが、早めに行ったおかげですぐ近くの路上に駐車。スタジアムの隣には巨大なショッピングモールがあるので、そこで時間をつぶす。モールの広大な駐車場は全て「NO STADIUM PARKING」。どうやって見分けるんだろ。

 2時間前にスタジアムのゲートに向かうと、ネルソンの友人とばったり。何故か日本からやってきた国会議員とも名刺交換して、ゴール裏の席に着く。日の丸も思ったより目についたが、やはりフランスサポーターの方が多かった。風が冷たくて寒い。

 試合の結果は日本21-47フランス。点差だけ観るとフランスの完勝だけど、中身はニッポンコールとウェーブが続く熱いものだった。最初と最後の10分がなければなあ。。

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