おいしい地熱発電

 原発を持たず、クリーングリーンカントリーを謳うNZは、自然エネルギーに関しては先進国というイメージがあるようだ。実際、この国は電力の60%あまりを再生可能エネルギーでまかなっていて、2025年には90%にするという方針を標榜している。

 という訳で、今回、取材したのは「地熱」。日本と同様にプレートの境目に乗っかっているニュージーランドはどこでもそのポテンシャルがあるのだが、活発な地熱地帯として知られ、大きな地熱発電所が集中しているのは北島の中心部だ。すぐ南にある世界遺産、トンガリロ国立公園には活火山のマウント・ルアペフ(写真右)がある。

 地熱発電所を取材してみて最も感心したのは、余熱や廃熱をも上手に利用していることだ。NZ最大のワイラケイ発電所(写真左)では隣に広大なエビの養殖場があり、そこで熱帯性のエビを育てている。輸出はもちろん、併設されたレストランで新鮮なエビ料理を楽しんだり、エビ釣り体験などができる観光スポットとしても賑わっていた(実際、とってもうまい!)。これが日本だったら間違いなく温泉施設もできるだろう。

 日本で地熱が普及しない一番の理由は、発電所の立地に適した場所の多くが国立公園などの保護区域にあたり開発ができないためだそうだが、もう一度、真剣に検討してみる価値があるんじゃないだろうか。

 最新のNZ地熱発電事情は6月19日のMr サンデーをご覧ください(リサーチ&撮影担当)。

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