カードローナで開催されたスノーボードW杯、ハーフパイプ開幕戦。スノーボード界のカリスマ、ショーン・ホワイト(米国)がダブル・コークを連続で決める圧倒的なパフォーマンスを見せつけて優勝した。
日本選手は國母和宏が3位、工藤洸平は5位に入賞し、世界トップクラスの実力を持つことを改めて証明したが、その一方で、優勝候補といわれていた青野令は7位。藤田一海と渡辺耕大は決勝にさえ進めなかった。
本番で常に自分のベストパフォーマンスが出せるか否かというのも強さのうちだとするならば、日本人は明らかにその点で弱い。
誰よりも多い練習量に耐えて精神力を鍛えているはずなのに、である。
優勝を決めた直後のインタビューでショーンはこういっていた。
「滑っている間は、笑いながら歌を歌っていたよ」。