上海磁浮列車(リニアモーターカー)で上海浦東国際空港に向かう。30キロをわずか7分!最高時速431キロはさすがに「はやー!」。
風景が早送り状態でした。
地球の田舎で小さな映像プロダクション。これってロハス?それとも・・
皆既まであと30分というところでポツポツと雨が降り始めた。空を見上げると、どの方向もベタ曇りだ。
チリのアタカマ砂漠で観たときには雲を避けるため、急遽、標高4500メートルの峠まで登ったこともあったが、残念ながら今回はそうもいかない。
日食より動物モードの息子はすでにチーターとかゴリラを観て大変満足している。羨ましい。。
パンダ舎で雨宿りしていると、日本からやってきた熱心なおじさん二人組に会った。「もうそろそろですね・・」。皆既のタイムスケジュールをめくり、恨めしそうにつぶやいている。奄美や悪石島などを下見した上で、あえて上海を選んでやってきたそうだ。
そうこうするうちにあたりがすっと暗くなった。ここからは速い。屋内に入ってしまったパンダは相変わらず笹を食っているだけなので、となりのライオン舎に移動。どんどん暗くなる。外灯がないので、歩くのがつらくなって来た。すれ違う人の顔もわからない。
皆既。
ライオンはうろうろしているだけで、吠えたりはしていない(写真右)。闇の中でも蝉は鳴いていた。
7月22日。いよいよ皆既日食当日である。起床時の天候は曇り。予報も悪い。天気が良ければ高層ビル街の見える公園で観ようと思っていたのだが、雲行きがあやしいので方針変更。地下鉄に乗って上海動物園に行くことにした。
日食がNGでもパンダは観られるので、息子も納得するだろう。皆既中の動物たちの反応も興味がある。
さて、動物園に着いたのは午前8時前(開園時間はなんと6時半!)。何故だか近所の人っぽい方々が園内で太極拳とかバドミントンをやっている(写真左)。動物園じゃなくて市民公園か??
深くは考えずに歩いてゆくと、とりあえず、パンダはいた。雑草が茂りまくった石囲いの中をのそのそと周回している。おそらく毎日同じところを歩いているのだろう。そこだけ綺麗に草がはげていた。行列も子供の歓声もない。
皆既まであと1時間。蝉が鳴いている。
ホテルから南京西路を歩いていてたら突然現れたオールドチャイナ街。その中の屋台のような店で食べたのがコレ(写真右)。
生煎包。焼き小龍包ともいう。馬鹿デカイ鉄板の上に包子を並べて少し焦げ付くくらいに蒸し焼きにしたものだ。日本ではあまり馴染みがないけれど、上海ではあちらこちらで売っている。
これは一口食べて「やばっ!」って感じ。ものすごくうまい。もう火傷しそうなほどアツアツで、立ち食いの難易度は相当高いのだけどあっという間に平らげてしまった。
気温も37度くらいあったので汗もだらだら。でも、また食べたい。これが上海で食べたうまいものナンバー1です。
実はこの小陽生煎館は焼き小龍包といえばココというほど有名な店らしい。4個で4.5元(約70円)。