6年ぶりに北島のイーストコースト地域を訪れた。仕事柄、NZ国内を行き来することは多くても、この辺りに足を運ぶことは滅多にない。実は本来のマオリ文化が色濃く残る貴重な地域なのだが、ギズボーンから北は全くといっていいほど観光化されておらずホテルでさえほとんどないような所なのだ。
そのギズボーンのタイレストランでアジア系の若い女性が迎えてくれた。「いらっしゃいませ。日本の方ですか?」。場所が場所なので日本人がいるとは思わなかった(しかもかなり日焼けしていたので・・)。それだけでもちょっとビックリしたのだが、彼女の話ではギズボーンには小さいけれども10人以上の日本人コミュニティがあるという。しかも若者ばかり。何故か。
ギズボーンが日本人の若者を惹き付ける理由。それは「波」だ。市内から10キロ圏内にいくつものポイントが点在、太平洋に面するビーチはうねりが入りやすく、一週間以上フラットな状態が続くことはめったにないらしい。しかも、気候は温暖で日も長い。ギズボーンは知る人ぞ知るサーファーズ・パラダイスなのだ。(写真はギズボーン市内から15分のマコロリ・ビーチ)